メディウム 小説。 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(相沢 沙呼)|講談社BOOK倶楽部

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(相沢 沙呼)|講談社BOOK倶楽部

最終章に差し掛かると香月がサイコパスにしか見えません。 とはいえ結局物語は作者の掌の上にあり、作者に都合のいいようにできてしまうものだからとっても難しいんだけど(…という話を以前、有栖川先生もしていらっしゃった)。 それは霊能力でもなんでもなく、現場に残された些細な手がかりによってもたらされたもの。 いや正直、読みながらあんまりこのヒロイン?好きになれないなーとまで思ってたんだけど。 ) それぞれについて見ていきましょう。 本当の彼女はやはり、可愛くて孤独な女の子だったんですね。 実は翡翠は本物の霊媒師で、「グルだった」という説明のほうが後付けだったと解釈したほうがしっくりきます。

>

やられたミステリ「medium 霊媒探偵城塚翡翠」/ネタバレあり感想というか反省

一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。 【米田香代・丸亀店】 どうして暴力がいけないのか、悪口を言ってはいけないのか、そんな疑問に対して子どもにちゃんと1から説明できない大人や、どうしていやなのか意見を強く言えない子どもたちはたくさんいます。 表紙にはミステリアスな、少女のような女性の絵が印象的で目を引きます。 帰国子女で裕福な家庭に育った翡翠は世間を知らず、働かなくても生きていける資産がありますが、困っている人を救うために自分の霊能力を無償で提供してきました。 そして 「あっ! これは香月が犯人だな!」 と、まるで鬼の首を取ったようにしめしめと思っていたのです。 第二の事件、第三の事件にもすごいロジックの謎解きが用意されているので、未読の方はぜひ読んでみてください。 「戦いは数だよ」の理論が通用しなくなってしまっているのです。

>

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』ミステリーランキング3冠獲得のお知らせ|株式会社講談社のプレスリリース

被害者が「うん、痛くないよー」なんていうはずもないので、鶴丘の『実験』は終わりません。 これには、そういったジャンルのミステリの需要も変わらずあることは当然ですが、「驚愕のミステリ」がそう量産できるものではないという事情もゼロではないでしょう。 粗や気に入らない部分を探そうといくら思考を巡らせたとしても著者の術中からは抜け出せないような気がしてなりません。 ナイフを刺され、死ぬ間際の人間がそんな問いに答えられるはずはありません。 ……ここまでは。 会話のすべては刑事の鐘場正和に筒抜けでした。 そしてミステリ作家たちはその声に応えて、「驚愕の!」「予想を裏切る!」「予測不可能!」といった威勢のいい惹句を帯に踊らせるミステリを次々と市場に投入し、その流れは未だ止まる気配を見せません。

>

「メディウム」予想外に本格推理小説だった|カオコブック

後で城塚翡翠が解明しますが、香月史郎と鶴丘文樹という何のつながりもないような2つの名前ですけど、実は香月史郎という名前は「つるおかふみき」を並べ替えて作ったものでした。 ……というか、そんな設定がある時点で (メタ的に)「やっぱり香月が犯人だよなぁ」と思わざるを得ませんよね。 翡翠の霊媒能力で反則的にわかってしまった事件の真相に対して、香月が後出しジャンケン的に論理の枠に当てはめていくいわば「辻褄合わせミステリー」。 香月史郎は以前にとても大切な女性をなくしているというのは、最初から想像できます。 本当に構成がよくできています! 実は、今までネタバレ記事に抵抗があったので本格的に書いたことがなかったのですが、なかなか楽しいものですね! ここまで物語を掘り下げてレビュー記事を書くことができるという点に、新たな楽しみを見出す結果となりました。

>

【最新おすすめミステリー!】〜medium[メディウム]〜の感想!

「すべてが伏線」ね、と深読みしながら読んだつもりなのにまんまとやられました. /鵜林伸也 一冊の本を書くためにここまでやるか、という……。 この2冊も、本当に読んでよかったと思えた小説です。 そして、とうとう香月史郎は次の狙いを城塚翡翠に定め、彼女に姉の霊を降ろし、姉が痛かったかどうかを聞き出そうとします。 警察や他の一般ピープルを、霊視によってわかっている真相にいかに「誘導」するか、という特殊なミステリーを味わうことができるわけです。 「水滴は泣き女の涙」と意味づけされている以上、そこに謎はもうないんです。

>

小説『medium 霊媒探偵城塚翡翠』ネタバレ解説と感想!傑作だけど不満も|わかたけトピックス

香月は犯人を知ったうえで「逆算の論理」を組み立てることで、3つの事件を解決に導く、のだが…。 あからさますぎて「さすがにミスリードだよね?」と不安になるレベルです。 あなたと同じ空の下で、わたしが「世の中は広いんだな……」ともれなく遠い目になります。 この設定には唸りましたね。 1965年福岡市生まれ。 紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする 「キノベス!2020」 「キノベス!」は過去1年間に出版された新刊を対象に、紀伊國屋書店で働く全スタッフから公募した推薦コメントをもとに選考委員の投票でベスト30を決定し、お客様に全力でおすすめしようという企画です。

>

【感想】『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』/相沢沙呼:すべてが、伏線!?

!」って感じです。 人が死ぬ話でも、ラブストーリーでもなければ、セックスもドラッグもない(ロックンロールはちょっとあるかもしれません)地味な作品です。 3行まとめ• そして、各1〜3話の間にインタールードとして最終話に続くように、身の毛もよだつような猟奇的な殺人鬼の犯行の様子が描かれています。 」という帯のフレーズに心を掴まれる。 いやいやここまでは、駅で男性に絡まれたり、酔っ払って香月先生の肩にもたれかかったり、ふらついて胸元を見せたり、制服を着て写真に撮られたり(これは仕方ないけど)、と"あざとかよわい"女性だったんだけど… それもすべて演出だったとのことで。 犯人はメガネをかけた人物 みたいな手順だったのですが、 翡翠の《真・謎解き》は霊視がないので、ロジックがより複雑です。 これ以上書くとネタバレになってしまいそうなのでやめますが、本作は傑作ですよ~! 「奇術におけるこうしたサトルティは、推理小説にも転用できそうじゃありません? わかりやすい謎を提示し、あえて読者に解かせ、それを解決しないまま物語を進めて、まったく違う答えや隠されていた最大の謎を示すのです 」 『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』、p. 今回は「 medium(メディウム) 霊媒探偵城塚翡翠」のあらすじと感想、ネタバレそして評価についてお伝えします。

>